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やわらぎの里 豊平峡温泉

札幌中心部から見ると、定山渓温泉街よりもさらに奥にある名湯。タンクにも入れず、直接湯船に源泉を掛け流すという徹底ぶり。露天風呂はとても「人口第5位の大都会札幌」とは思えないほどゆったりできる。本場の料理人が作る北インド料理も大人気。特にカレーは絶品。なので大混雑度高し。日帰り専門。
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉
源泉かけ流し
北海道札幌市南区定山渓608

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白老温泉ホテル

2度目の入湯なので過去記事参照。露天、家族風呂あり。
ナトリウム--塩化物・炭酸水素塩泉
源泉かけ流し
北海道白老郡白老町日の出町1-3-15

釧路、帯広辺りでペットと泊まれる温泉宿を探してました。いくつか候補はあったのですが、格安というフィルターにかけると帯広駅近くの「みどりヶ丘温泉サウナビジネスホテル」が残りました。長い名前なので「みどりヶ丘温泉サウナホテル」とも呼ばれているようですが、正式名称は前者のようです。あ、どっちでもいいって?(汗)  

ビジネスホテルで、温泉があって、ペットと泊まれるなんて不思議な宿だ。興味津々。チェックインは23時までで、ギリギリ23時に到着。網走、知床、納沙布岬等を回ってたもので…。

朝はゆっくり寝てたかったので「2名様ツイン特割素泊」というプランで宿泊。料金は4,725円×2名=9,450円でペットは無料。2食付けても2名で13,000円前後で泊まれたはず。時間がある人は食事を付けたほうが絶対お得だよね。2名で朝夕外食したら5,000円くらい簡単に飛ぶしね(笑)

で、部屋は4階建ての3階でした。カーテンは白いレースしかなかったが、まぁいい(苦笑) 窓からの眺望はずばり「住宅街」。それはさて置き早速風呂へ向かう。実は入浴は24時までなのだ(汗) 以前は朝も入れなかったようだが、宿泊者の要望により6~8時の間入れるようになった。でも「朝は前日の残り湯です。入浴に適する温度は保たれています」みたいな事が書いてあった。朝はゆっくり寝てるつもりだったが、確かめるために早起きだな…。

とりあえず夜の温泉を楽しむ。浴槽はノーマル、泡風呂、ジェット風呂、そして水風呂の計4つ。ホテル名通り当然サウナはある。スチームサウナもあった。ノーマル以外循環湯かと思ったが「加水しない、殺菌しない、循環濾過再利用しない源泉を贅沢に使用しております。」とのことです。

泉温は45度。無味無臭でウーロン茶のような微褐色透明のモール泉。あんまり期待してなかったが、素晴らしい温泉である。感激した。飲泉も可能なので飲んでみた。味を表現するのは難しいが、飲むと硫化水素臭がする。浸かってるだけではわからないので是非飲泉を。

で、朝6時に起床して再入湯。夜とは違ってチョロチョロとかけ流されていて、湯船は38度位でぬるい…。夜が良かっただけに何とも微妙な気持ちだ(汗) ←汗出てないでしょ!

でも何だかんだ言ってもいい温泉でした。ビジネス、ペット連れの方は一度お試しあれ。

~備考~
アルカリ性単純温泉
源泉かけ流し
北海道帯広市西12南17-3

北海道探検記を読んでいただければわかると思いますが、道の駅のスタンプラリーに参加している都合上、「網走~知床でペットと泊まれる格安な温泉宿」を探してました。この条件を満たしたのが網走湖畔にあるホテルビューパーク悠遊亭。  

この辺は網走湖畔温泉と呼ばれていますが、ビューパーク悠遊亭は弱アルカリの単純冷泉。広義的な意味での「温泉」として書かせていただきます。

今晩は2名1室2食付12,600円(2名合計)。ペット同宿なので+1,050円。通されたのは西館4階の一番端の部屋。和室が2つあって中々広い。湖畔からはちょっとだけ離れているけど網走湖を見ることができます。

食事は2食ともレストランでビュッフェ。レストランというよりは大きな体育館を改造したような雰囲気だが広くて良い。

夕食の目玉はやはりカニだ。デカいタラバの足が山盛りになってる。無くなっても補充が早い。さすがオホーツク、格が違う。カニだけでホテル代の元を取った感じだ。ひたすらカニを食べてたので他のメニューはあまり覚えてない。あ、ホタテはうまかったよ(笑)

朝食は一般的だったが品数が少ないかな。でも十分満足しました。夕食で元取ってるし(笑)

最後に風呂。ここは何か不思議な構造。洗い場と5m×15m(おおざっぱな目方)の浴槽があって、浴室内にある階段を降りるとまた同じような空間がある。上下で大きな違いは特にない。もっとアレンジすれば良かったのにと思ったが、収容力を考えるとこれがベストかもね。

湯は無色透明、無味無臭。スベスベというよりはツルツルする。冷泉なので加温して41,2度になってる。個人的には上下で温度差は感じなかったが、ひょっとしたら違うのかもしれない。

シャワーの湯にも冷泉が使われてるのかな。妙にツルツルしてた。

総評。全体的に古い感じはするものの、清潔感があり特に文句もない。コストパフォーマンスを考えれば、逆にありがとうと言いたいホテルだった。

~備考~
弱アルカリ単純冷泉
加温・循環掛け流し併用
北海道網走市呼人23

北海道の温泉といえば登別温泉が有名ですが、人気度という点では阿寒湖温泉も負けていません。阿寒湖温泉は今回が初めての訪問ですが、温泉街を歩いてみると納得しました。1度行ってみてください。

今回はペット同伴OKのニュー阿寒ホテルに宿泊しました。ここはクリスタル館とシャングリラ館があり、クリスタル館のほうが安めの設定になっているようです。今晩は2名1室12,900円(2名合計で)+ペット1575円でクリスタル館洋室に宿泊しました。夕食、朝食ともビュッフェスタイルです。

ペット同伴OKだけでここを選んだ訳ではありません。周辺に系列(カラカミ観光)の阿寒ビューホテル、ホテルエメラルドがあり、湯巡りができるという点です。でもそれはビューホテルの湯巡りプランで宿泊した場合に限るようです(執筆時現在)。残念。ちなみにビューホテル、ホテルエメラルドもペットOKですのでご参考に。

午後6時ホテル着。4階の湖側の部屋に案内されました。若干木が邪魔ですが湖がちゃんと見れました。この価格なので湖側ってだけで満足です。湖を眺めた後、ペットに餌をあげ、1階の食事会場へ。ビュッフェなので、まぁいつも通りって感じですが満足はできました。某温泉ホテルに宿泊した時、同じ価格帯でまずかったという経験があるので…。でも中ジョッキ800円は高すぎですね。

夕食後は早速温泉へ。団体専用の大浴場が6階にあるようですが、個人客なので9階へ。偶然にも某温泉ホテルの大浴場に似てます。25mくらいありそうな浴槽がドンと1つあり、ガラス張りになっていて湖を見下ろすことができます。端のほうは寝湯になってました。湯は無色、透明、無味、無臭の単純泉。脱衣場の表示によると、泉温は58度で湯船は41度前後、加温、循環とありました。なんか変な感じがしますが。

続いて屋上露天風呂へ。大浴場の中にある螺旋階段をのぼると行けます。20人程度入れる岩風呂と、5人程度入れるジャグジーバスがあり、立ち上がれば湖が見えます。湯船は35度の表示でしたが、機械がこわれてるのかな。でも温めなのは確かです。

ここからプールにも行けますが水着着用が義務です。当たり前か。温水プールですが、温泉ではないようです。

どの風呂も普通に入れる温度でしたが、全体的に温めでした。泉温が高いのになんか納得できません。湯船が広すぎるのでしょうか。でも加温の表示もあるし、もう少し高めに設定できると思うんですが。

朝食も同じ会場で、一般的なビュッフェです。たらこが妙に赤かったのが怖いですが。

豪華なホテルでしたが、部屋の壁がやけに薄かったです。まぁ安いので文句は言えませんけどね。でもまた来てもいいと思えるホテルでした。

~備考~
単純泉
加温・循環
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉2-8-8

北海道の湘南とか、北の湘南と言われる伊達市にある温泉です。

夜9時半頃到着。営業時間は11時まで。ちょうどいい。近くまで来たことは何度かあったが、「いつも混んでいる」というクチコミが頭の中にあったので入らなかった。でも今日見る限りそうでもない。時間帯のせいかな?

日帰り専用口から入る。ってことは宿泊施設もあるのね。知らなかった。でもここに泊まるなら洞爺湖温泉に泊まるよなぁ…。といろいろ考える。

大人390円。良心的だ。早速風呂場へ直行する。

やはり人は少ない。5人程度。伊達温泉を選択したことを素直に喜ぶ。内湯は浴槽2つと水風呂。他にサウナとソラリーンという室内日光浴機がある。ソラリーンは浴場の中心にあり、天井にランプが付いていて下に寝椅子があるだけだ。そうだと聞かない限り気付かないと思う。

湯は無色透明で塩味がする。泉温は68度で、2つの浴槽は加水によって45~6度、44~43度に設定されている。露天は42~41度(記憶によると)。

どっちにしても高めの温度設定なので、短時間でシャキっと入浴したい方にはオススメだ。zettoは高温でも長時間入るが…。

とりあえず2つとも足だけ浸かり(歩いただけ)、露天へ。だるま型というかひょうたん型というか、まぁそんな形。塀があるため湯に浸かった状態では眺望は望めない。立ち上がれば昭和新山とかが見えるが。

内湯に比べればやはりぬるくは感じるが、入ってるうちにちょうどいいと感じる。15人くらい入れるだろうか。恵庭温泉のラフォーレの露天と雰囲気が似てる。

最後は熱めの湯に5分浸かり風呂場を出た。

~備考~
ナトリウム-塩化物泉
加水(高温のため)・循環
北海道伊達市館山下町223

この日は道の駅「三笠」の帰りに空知にある北村温泉に行きました。zetto自身北村という村は聞いたこともないし、全く知らない。地図で見ると文字が小さく書かれている。どうやら今年岩見沢市と合併したようだが、さすがに市という感じはしない。

到着すると、客の気配がない。これは貸し切り状態かぁ~と喜んだのもつかの間。レジオネラ菌検出によりしばらく入れないとのこと。………。落胆して立ち直るのはeasy。でも一瞬喜んでからの落胆は、立ち直るのがmost difficultだ。

ちなみにここには足湯があった。温泉街以外で足湯があるのは珍しい。道北の道の駅を目指す途中にまた来たい。

落胆している場合ではない。まだまだ選択肢はある。ここからだと新篠津温泉が一番近いが、ここにはまだ行きたくない。大人になってその傾向は大分薄れたが、おいしいものは最後まで残しておくタチだ。言い換えれば新篠津温泉はzettoの中で評価の高い温泉ということだ。だからブログ開設以降、登別に何度も訪れたが、湯には浸かってない。

結局選択したのは月形町の月形温泉。理由はない。これも気まぐれ。到着すると駐車場はほぼ満車状態。北村の影響も多少はあるだろう。仕方ない。シャンプー、ボディーソープ備え付けで480円。やはり脱衣場のカゴはいっぱいだ。特に貴重品はないがロッカーに入れることにする。

浴場に入ると大混雑だ。かろうじて空いていたイスに座りbody&hair wash。いいタイミングで浴槽の1つが無人になったのでin。42.5度に設定されている。薄めの茶褐色で微塩味、無臭。夏なので、気温と湯温の差が小さいせいか自然体で入れた。

続いてお隣40.5度へ入浴後、露天風呂へ。塀があるため眺望は空のみ。円形状の浴槽で7人入ればいいとこ。zettoが入るときには4人まとめて入ったので、計6人になり、どこを見れば良いのか困った。ちなみにここはカバノアナタケ湯になっており、温泉なのかは疑問だ。温泉なら、あえてカバノアナタケエキスを注入するのは考えにくい。でも体には良さそうなのでいいとしよう。だけど何故あえて露天に…。

1カ月ぶりくらいの温泉だったので、いい汗をかいた。ただ、入浴後の肌は塩素臭がきつく、プール帰りのようであった。北村の件で消毒を強めにしているのかなぁ?よくわからんが北村温泉の復活、発展を祈りたい。もちろん月形温泉もね。

~備考~
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
加温・循環
北海道樺戸郡月形町81-10

「ほくよう」に続き2回目の虎杖浜入湯。時間的にも遅かったので12時まで営業している「虎杖浜温泉ホテル」へ行くことに。行ってみると浴室の屋根の工事で5日間入れないとのこと。ちっくしょ~!

ということで「花の湯」へ。強盗殺人事件があっただけに、いつも気にはしていたトコだ。日帰り専門ではあるが、2階の休憩所で事実上泊まることができる。「24時間営業」で「朝6時まで毛布貸出400円」がそれを物語る。実際そのような方々がいらしゃった。ライダーにはお奨めだ。ただ、6時を過ぎると次の日扱いになるので要注意。

風呂場は浴槽1つのみ。浴槽脇の蛇口からホースを伝って直接源泉が注がれている。注湯量は少なめだが、温泉資源が少ないというよりは浴槽の大きさと温度のバランスを考え、うまく調節した結果だと推察する。

誰もいないのでホースから出る湯を飲んだり、匂いを嗅いだりしてみる。無色透明、微塩味、無臭で、浴槽に溜まると黄色っぽく見える。
※分析表には飲泉可能と書いてるが、このホース以外源泉がないので、誰かいたとしてもここから飲むのは間違ったことではない。

泳ぐことにする。平泳ぎで一かき半。これを何度か繰り返す。北島浩介は一生でこれの何倍繰り返すのだろうかと浅く考える。深く考えることでもないので。

爺さん登場。いかにも近所の常連っぽい。2人無言で入浴。というか、爺さんは足だけ浸かる足湯状態。何か話しかけようとも思ったが、返ってくる返事が想像できる話題しか持ち合わせていなかったのでやめる。

ひたすら汗をかく。爺さんはまだ足湯状態。そろそろ半身浴、全身浴に移行しても良いと思うのだが、かたくなに足湯状態をキープ。頑固親爺だ。血圧に問題があるのか、それとも湯船が熱いのか。また浅く考えてみた。深く考えることでもないので。

風呂を上がる。体重が2000g、すなわち2kgも減った。90%は汗だろうが、10%は爺さんの変な入浴法によるストレスだと思われる。でも、それも源泉と共に掛け流してきたので、いい思い出とスベスベ肌だけが残った。思い出とゴミは持ち帰りましょう。

日帰り入浴500円。家族風呂1200円。携帯電話も販売している不思議な空間でした。

~備考~
ナトリウム-塩化物泉
源泉100%掛け流し
北海道白老郡白老町虎杖浜40-2

平日の夜に訪れました。住宅街の一角でひっそり営業してますが、仕事帰りの地元の方が多くいました。日帰り専門で大人料金は500円、600円という時代もあったそうですが、現在は380円と銭湯価格です。

内湯は大きめの浴槽1つ(一部ジャグジー・ジェットバス)に、サウナ・打たせ湯・水風呂があり、なかなか清潔感があります。以前はシャンプー等の備品もあったそうですが、現在はありません。銭湯価格ですからね。

いただいた名刺は、席順に並べる。これが大人のマナー。浴槽に入る前に体を流す。これも大人のマナー。ということで体を流し浴槽へ。

無色透明の特徴のない単純温泉で、かなりの循環湯だなぁというのが率直な感想。ガラス越しに露天が見えるが、人口密度が濃そうなので、5,6人出てくるまでジャグジーで気を紛らわす。

露天のほうに出る。湯が茶色い。ここでやっと気付く。露天だけ温泉だということに。そして380円にも納得する。さっきまで単純温泉だとか、かなりの循環湯だとか考えてた自分が恥ずかしい。

いつも通り、注湯口の真横の位置をキープ。zettoの定位置だ。湯が並々と注がれている。熱くて気持ちいい。端のyoung2人組はぬるいと言っている。zettoのbodyが湯の流れを遮断しているのであろう。だが違法性はない。でもさりげなく熱い湯を送ってやった。これは大人のマナーというよりzettoの「やさしさ」だ。

バファリンの半分は「やさしさ」でできてるというが、成分をよく見ると実際には「やさしさ」という物質は入っていない。よく見なくてもわかる話だが。その点zettoは、よく見なくても3分の1は「やさしさ」でできてるのがよくわかる。いわゆる3分の1の純情な感情ってやつだ。

い~い湯だ~な♪あははん♪

湯はコーラ色で塩気があり、においはあまりしない。眺望はほぼゼロ。端のほうは寝湯になってて、おじさん達が占拠している。自然と目が合う。浴槽の周りも人でいっぱいで、これまた自然と目が合う。目のやり場に困る。みんなそんな感じ。真ん中でみんなに囲まれてる人が1番かわいそうだったが。

風呂を上がる。予想通り循環、加温の表示。恵庭で温泉に入れるだけでも良しとしなければ。それにしても温泉は露天だけなのに随分大事に使ってるもんだ。よほど湯量が乏しいのだろうか。

風呂場を出ると広い休憩スペースやメニュー豊富な食堂もあり、入浴後ゆっくり過ごすにはなかなかいい。食堂のラストオーダーは20:45。風呂の営業は23時まで。恵庭市民に愛されている温泉でした。

~備考~
ナトリウム-塩化物泉
加温・循環(露天のみ温泉)
北海道恵庭市恵南4-1

快晴の日曜日、道の駅「サラブレッドロード新冠」、「みついし」でスタンプを押し、あとは適当に温泉に入ってこようという日帰りの旅です。この辺は太平洋沿岸に鵡川温泉、門別温泉、新冠温泉、静内温泉、三石温泉、浦河温泉とたくさんあります。おそらく全て海岸温泉でしょう。すごく簡単に言えば地下に流れ込んだ海水を沸かした風呂みたいなもんです。ナトリウム-塩化物泉で加温してればほぼ確実でしょう。事前に調べてみました。

鵡川温泉 ナトリウム-塩化物強塩泉、加温
門別温泉 ナトリウム-塩化物泉、加温
新冠温泉 ナトリウム-塩化物泉、加温
静内温泉 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉、加温
三石温泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、加温
浦河温泉 アルカリ性単純温泉、加温

こんな感じです。強塩泉の鵡川や含硫黄の静内あたりに入ってみたいかなと思いますが、まぁ行きあたりばったりということで…。

(※後に浦河温泉は川の水の使用が発覚し、現在銭湯として営業中。)

「サラブレッドロード新冠」到着。名前のとおり馬関連グッズがウリのようです。隣には昔のレコードが展示してあるレ・コード館がありますが、新冠温泉レ・コードの湯は同じ敷地内にはないようです。まぎらわしい。大きな感動もなく「みついし」へ。ここは良い。温泉、海水浴場、オートキャンプ場、コテージと何でもある。景色もきれい。でもペット禁止。海で犬と散歩するのが何故ダメなんだろうか?きっとペット可にすると馬を連れてくる人がいるんだろう。

気を取り直しツブ焼きを食べる。ぬるい。まずい。ローソンのおでんのツブよりまずい。素材はいいと思うが、ぬるい貝はまずい。今日の直射日光のほうがまだ熱い。基本的に田舎の人は商売っ気がない。田舎に住むとみんな自然とそうなるのでしょうか。まずいもんを食わされたせいで、気を取り直すどころか気を損ねる。気がめいる。ご機嫌斜め。温泉に入ってる場合じゃない。十勝方面へ逃げる。

論外。予定外。想定外。

いや、想定内。想定の範囲内であった。十勝逃亡は視野に入れていた。「コスモール大樹」「虫類」「さらべつ」「なかさつない」。行けない距離ではない。236号線、通称天馬街道から十勝方面を目指す。交通量はほとんどない。むしろ馬のほうが多い。当然自販機もない。水分が欲しければ途中にある翠明橋公園へ。ここは隠れた名水ポイント。この時はおばちゃんが1人、大量に水を汲んでいた。水道代かなり浮きそう。zettoは何も持ってないので空き缶に汲もうとしたら、おばちゃんがご丁寧に空き缶を6回すすいで汲んでくれた。味覚音痴だから味はよくわからなかったけど、とにかく名水です。顔を洗うとツルツルになります。

公園を出ると北海道一長い野塚トンネルがあります。およそ4.2km。長い。トンネルを出てもまだまだ道は続く。長い。何にもない。覆面パトカーに捕まってる人がいる。覆面ってせこい。しかも交通量のないこんなところで。

「コスモール大樹」→「虫類」→「さらべつ」→「なかさつない」と順調に制覇し、午後6時任務終了。今日で十勝地方の道の駅は完全制覇となった。あとは温泉だ。選択肢は十勝川、幕別、ナウマン、晩成温泉。結局来た道を帰ることにしたのでナウマン温泉に決定。

30分後ナウマン温泉着。外装も内装もモダンでシャレてるが、脱衣場だけダサい。客もたくさんいて着替えにくい。近辺に温泉がないから殺到するのだろうか。それとも単に娯楽がないから集まるのだろうか。ド田舎なのにここだけ人口密度高し。浴場に入るとまたシャレた空間になる。ジェットバスやサウナなどもあり、きれいで清潔感がある。ただ客が多くて狭く感じるのが難点。湯は無色透明で41度前後に加温。一部の浴槽以外は循環ろ過式で、露天は明らかに循環。おまけに狭くて眺望もゼロ。そんな中でzettoは30分間じっと入ってた。何故なら長風呂対決を挑んできた奴がいたからだ。

奴:『………。』
Z:『………。』

奴:『ふぅ~。』
Z:『………。』

奴:『………。』
Z:『ふぅ~。』

ちょうど30分後。

奴:『あ~っ!』
Z:『………。』

奴は出ていった。勝った。30分なら軽く朝飯前だが、ひたすら壁だけを見ての30分はとても長かった。気温が高かったせいもある。おかけでこっちはお肌がツルツルだ。循環のことは忘れて気持ちよく帰路へと着いた。夜の天馬街道はFOXがいるので要注意ですよ。

~備考~
アルカリ性単純温泉
加温・循環
北海道中川郡幕別町忠類白銀町384-1

前日のホテル大雪に続き層雲峡2泊目。明日から長い人で9連休というゴールデンウィークが始まりますが、この日は2名1室で12,900円と格安な28日限定プランで宿泊しました。これは1名分の値段でなく2名合計の値段です。安いでしょ?

この日は朝から近場でいろいろ観光して、最後はサロマ湖まで行っちゃいました。

で、午後7時すぎにホテル到着。お~立派だ。って朝チェックアウトしたホテルの目の前ですが…。すぐにバイキング。最近はビュッフェと呼ぶホテルが多い。スチュワーデスをキャビンアテンダントと呼ぶのと一緒か。zettoはnowなyoungなのでビュッフェと言います。ビュッフェの内容は品数、味ともに微妙だけど、値段が値段だけに文句は言えません。でもイカとエビを使った料理がやたら多かったな。

一息ついて風呂へ。ここは2Fと7Fの2箇所あります。2つ行く元気もなかったので露天風呂ありの2Fへ行き、早朝に眺望のいい7Fの展望風呂へ行く作戦に。内風呂は大きいの2つと水風呂とサウナ。露天は眺望ゼロだけどいい湯でした。全体的にちょっと古い感じがしました。加水あり。んで朝6時くらいに起きて7Fへ。こっちはかなりきれいです。露天はないもののガラス越しに大雪山系の山々が望めます。湯船は大きく1つあって、それが段々畑のように3段階くらいに仕切ってあり、上の湯船から下の湯船に流れているようでした。ちなみに7Fは加水、加温、循環の表示が…。

……………。

加水、加温、循環のことは忘れて、朝食ビュッフェへgo! ただ朝食ビュッフェは大体どこも一緒。ここも例外ではない。でもおいしい。どこに行っても夕食より朝食のほうがおいしい。zettoは和食に飢えているのかも。

納豆の容器に野口観光と書いてあったのが印象的だった。納豆まで自社ブランドかぁ。凄いなぁ。

~備考~
単純硫黄泉
2F加水、7F加水・加温・循環
北海道上川郡上川町字層雲峡温泉

この日は前日宿泊した然別湖から層雲峡を目指す。糠平湖経由で行けばすぐだが冬期間通行止め。時間もあるし音更→士幌→足寄→陸別→温根湯の道の駅をめぐって層雲峡へ行くことに。

途中に何度となく鹿を目撃した。これが正しい北海道だ。北海道に住んでても北海道を感じることは少ない。いや、無い。

層雲峡到着。1番高台のホテル大雪へ。夕食はビュッフェスタイル。大好きなカニはあったが、身の少ないズワイと若干のタラバ(アブラの可能性も)。塩気が無く水っぽかった。若い男性スタッフ4名ほどが集まり笑って会話してるのも気にくわない。仕事上の会話であっても客からみれば不愉快だ。

前日あまり寝てないので、風呂に入らず眠ってしまった。早朝5時、風呂に入れという夢で起きる。風呂は3箇所あり次の通り。

展望大浴場「大雪乃湯」(西館7F)24時間入浴可能
欧風大浴場「チニタの湯」(南館1F)24時間入浴可能
渓谷露天風呂「天華の湯」(大雪山荘3F)~24時、5時~

ちょうど5時だし、唯一露天風呂のある3F天華の湯へ。内湯1つと露天1つ。ガラスが有るか無いかの違いだけで、景色は同じである。だったら露天へ。寒いが、日も出てきて空は青い。空気もとても澄んでいる。すぐ目の前には雪化粧した山がズドーンとある。実に神秘的だ。贅沢極まりない。過去NO.1な風呂だ。続いて7F大雪乃湯へ。ガラス張りになっていて山々の眺望を楽しめる。小さいけど露天もある。zetto的にはやはり3Fの露天が1番良かった。ちなみに内湯だけのチニタの湯には行きませんでした。もったいない?

朝食ビュッフェ。一般的である。まぁ、差別化するほうが難しいと思うが。白いご飯に納豆、梅干、タラコにとろろ、そして味噌汁。世界に誇れる偉大な日本食文化である。

2名合計15,000円。ペットも可である。お奨めだよ!

~備考~
単純硫黄泉
高温のため加水あり
北海道上川郡上川町字層雲峡温泉

ホテル福原に泊まるとここの風呂にも入れる。夜中の3時にバスタオルと手ぬぐいと、念のため宿泊カードを持って部屋を出る。福原のフロントは電気はついてたが人がいない。そのままスルーして斜め前の風水に入る。こっちは真っ暗である。ホントに入っていいのか自問自答。だが体は自然と風呂場へ向かっている。エレベーターで2Fの風呂場へ。

誰もいない。まぁ、いる確率のほうが少ないけど。広さ的には福原の4分の1程度で若干古めな印象。内湯は2つ。さっそく露天へGO! 裸電球が1つあり、湯船を照らしている。いいね~。凍った湖が見えるが暗くてあまりわからない。ただ白い平原を見てる感じ。凍ってなければまた違うんだろうけど。

雪がパラパラと降ってきた。白い湯気と白い雪のコラボレーション。white&white featuring 裸電球である。誰もいないし写真でも撮っとこうと思い脱衣場へ。

zetto:『ぬぁっ! やべぇ~。 マジで?!』
人は来ないと思ったが、念のため靴とカメラだけロッカーに入れといたのだ。それが開かない。横に100円と書いてある。あいにく持っていない。部屋に100円取りに行くにも靴がない。

なぜか泳いで考える。どこかでスリッパをGETするか裸足で戻るか。ここで背泳ぎにも挑戦してみる。ひらめく。100円入れないとロックはされない。はずだ。再挑戦すると今度はあっけなく開いた。ロッカー君が金縛りにあってたんだと解釈し風呂場をあとに。

悲劇は続く。帰れない。ホテルから出れない。出口がない。おかしい。1Fから入ってきて2Fで降りたから当然1Fに行く。だけど1Fには客室しかない。フロントはどこだ?別館か?別なエレベーターにも乗ってみたが行けない。階段でも行けない。暗い館内で20分くらい格闘。エレベーターの中のフロア「ガイド」で気づく。フロントは3F。やられた。傾斜地に建ってるため、正面から見れば1Fに見えるが、裏(湖側)から見れば3Fになってる。

部屋に戻る。ホテル「ガイド」を見る。風水の入浴は21:30まで。必ずフロントに申し出て入浴券をもらうこと………。教訓、「ガイド」は必ず読むこと。トホホ。

~備考~
ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
源泉掛け流し
北海道河東郡鹿追町然別湖畔

今日から然別湖1泊、層雲峡2泊の旅へ。当初はペット同伴の予定であったが、気温が低く、天候も不安定な状況なので人間だけの旅に。

旅の途中で道の駅に遭遇することが多く、この日からスタンプラリーを始めた。鹿追町の2つの駅を制覇した後、ひたすら山道を進む。ガソリンもあとちょっと。ゴールデンウィーク直前の平日の夕方、車も通らない。標高800mにあるなんて知らなかったので結構長く感じる。秘境感たっぷりだ。トンネルを抜けるとすぐ左手にホテル福原。

右手は然別湖。まだ凍結していて、3/31まで存在する湖上の村「コタン」の跡がまだ残ってる。なんか支笏湖にある丸駒温泉、いとう温泉的存在だが、もっと神秘的にした感じかな。

今晩は1日5組限定「フクハラ創業祭特別企画」というプランで2名合計12,800円。安いね~。1名でもこの値段では泊まれない宿はたくさんある。部屋からは湖が見え、3/31までなら氷上露天風呂もある。それと、ここの館内には絵画や彫刻などが数多くあり、美術館と化している。zettoが然別湖の絵を描いたら展示してもらえないだろうか? ピカソくらいは描ける。駄作と傑作は紙一重だから…。

夕食は和食のお膳+鍋と寿司の食べ放題で、鍋は寄せ鍋と牛シャブがある。zettoは寄せ鍋をチョイス。十勝牛や沖縄産の豚とかもあったが、十勝牛はシャブシャブで食べるべきだったか…。お膳はオシャレだった。

休息後風呂へ行く。露天1つ、内湯3つで、1つはジャグジー風呂である。サウナもあって結構立派だ。初日、しかも最初の温泉だけあって落ち着かない。とりあえず全部5分ずつ入って、露天で30分近く過ごす。塀で囲まれていて眺望的には何もないが、外気が0℃前後だったので大変気持ち良かった。

夜中3時に目が覚める。

6時にまた寝て7時過ぎに起きる。風呂に行く。誰もいないので泳ぐ。朝食。またオシャレなお膳+ビュッフェ。満足である。

早めのチェックアウト。最初は勝手にぼろっちい宿を想像していたが、結構立派なホテルだった。2食付いて、あの風呂で6,400円。すばらしい。夏に来るのもいいかも。ペットも可だよ。

~備考~
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
高温のため10%程加水
北海道河東郡鹿追町然別湖畔

4月中旬の日曜日の夜、日帰りで新登別温泉に行ってきました。タオルを忘れたので登別温泉街のセブンイレブンで購入。旅館にあると思うけど万が一無かったら困るしね。もう春だと思ってたけど、この日は雪が降りました。山道を走ると雪が結構ある。つい先日カルルス行ったときは春の香りがしてたのに。

午後7時50分旅館着。9時までと聞いてたのでちょうどいい。500円。風呂は電気が消えていて誰もいなく、露天への扉が開いていた。内湯は1つ。掛け流しなので熱めである。横に蛇口がありそれで温度調節できるようになっている。足だけ入れて露天に行く。6畳くらいの岩風呂で、ちょうどいい湯加減。ちょっとした仕切りで男女が分けられている。暗くてよくわからなかったが、灰色系の濁り湯で硫化水素臭がする温泉らしい温泉だ。源泉は登別温泉の大湯沼から引いてるらしい。カルルス系の湯を想像していたので何かうれしい(カルルスを否定している訳ではない)。

もったいないから内湯にもつかる。45度くらいだろうか。zettoは52度までは耐えられるので、この程度では加水はしない。加水、加温、循環という言葉はとにかく嫌いだ。でもセロリのほうがもっと嫌い。

誰もいないので泳ぐ。恒例行事だ。ちなみに泳ぎは得意でない…。ついでに国語も得意でない。こうして文章を書いていても、いつも句読点の位置に困る。

帰るときに部屋の前を通ると、「通天閣」とか「心斎橋」とか書いてあった。大阪出身のオーナーの粋なネーミングである。増室したときは「大阪ドーム」とか「甲子園」とかはどうでしょう? 寒い? 寒ければ温泉に入れば?

~備考~
硫黄泉(硫化水素型)
源泉掛け流し
北海道登別市上登別町42-28

登別温泉から見ると、太平洋側に点在する虎杖浜温泉郷の老舗宿。この日は日帰り入浴目的で、午後9時に到着。登別に比べ、割りと夜中まで営業しているとこが多い。なかでもこの宿は、深夜12時まで営業している。立地的には国道沿いにあり、駐車場もかなり広い。その駐車場横にはでっかいお城?がある。中はダンスホールらしい。暗くて見えなかったが、宿の裏手には全36コースの超本格的なパークゴルフ場もあるそうだ。それにしても最近はどこ行ってもパークゴルフ場を見かける。日曜の朝とかテレビでもやってるし。始めるべきなのか…。

玄関に入ると券売機があるので入浴券を買う。500円。時間制限なし、無料休憩所あり。内湯は浴槽3つ。1つずつ温度が違っていて、壁に「41度」とか表示されている。お湯はウーロン茶を薄めた感じの色(表現力が乏しい…)。体を洗ってすぐ露天風呂へと思って、扉を開けたら長い通路だった。知らなかったからちょっとビックリ。その前に、爺ちゃんが死んでたので余計ビックリ。

z:『ウォッ! 爺ちゃん大丈夫か?!』
爺:『あ゛~、入りすぎて汗引くの待ってんじゃよ。』
z:『ビックリしたぁ。露天風呂はあっち?』
爺:『あ゛~、長いから走ってけ゛。』

言われなくても走る。気温5度。小走りで15秒位したらのれんがある。くぐって簡易休憩所?を抜けると庭園露天風呂。誰もいない。寒いからとにかく入る。ヌルい!寒い!慌てて岩を登って隣の湯船にダイブ。というか転げ落ちた。でもそこは天国だった。湯の神はいた。

神:『Welcome to the spa paradise!』
z:『はっ…』
神:『略してスパラ。』

湯の神は、そう言い残し月と共に灰色の雲の中へ姿を消した。湯の神はzettoを見捨てていなかったのだ。

…。

お湯は熱めで気持ちいい。温まって冷静に周りを見渡す。日本庭園風だ。男女合わせて300坪あるらしい。湯船は3つ。一番広いとこがかなりぬるい。夜はかけ流しをストップしてるのだろうか…。湯量は豊富なはずだ…。時期的なもんなのか…。単に広いからか…。でもここは熱い。後から入ってくる人はみんな直接ここに入ってくる。ここを知り尽くしてる近隣の常連が多いのだろうか。もう1つは水風呂。いや、池かもしれない。片足突っ込んでビックリした。竹からチョロチョロ流れてたのは水であった。念のため確認したが鯉などはいなかった。

それと、日本三大美人湯とある…。そもそも定義があいまいだが、一般的には龍神温泉(和歌山県)、湯の川温泉(島根県)、川中温泉(群馬県)と言われてる。念のため三大美人湯なのかを宿に問い合わせたところ、今も変わらず美人の湯をお楽しみいただけますと、微妙なニュアンスで返された。でも美人湯には間違いないと思う。こんな感じでいろいろ疑問も残ったが、気持ち良かったのでALL OK! 自分の中では結構評価高いし、また来たい名湯だ。しかも二泊五食で14,000円と格安な連泊プランもあるそうだ。魅力的。ただ、無料休憩所前の屋台のちょうちんや、屋根にホコリがごっそりあったので清掃には力を入れてほしいとこ。食べ物を扱うとこだし余計にそう思った。衰退気味の虎杖浜を活性化させるには、そういうとこから始めるべきだ。登別というブランド温泉に負けないように頑張ってもらいたい。GOOD LACK!

~備考~
ナトリウム-塩化物泉
源泉掛け流し
北海道白老郡白老町竹浦121-41

登別温泉から車で20分程で行ける山間の温泉、カルルス温泉へ日帰りで行ってきました。有名だけど登別で満足しちゃって、わざわざ足を運ぶ人は少ないと思う。地味に拙者もカルルス初上陸である。このカルルス地区は、ほぼ100%一人の地主さんの土地だそうだ。そして、この地主さんが大手ホテルグループの進出を拒み続けてきたおかげで、現在も自然豊かで静かな温泉地が残されているのである。だから温泉街というより、ひとつの小さな村という感じで、宿は大小あわせて6軒、民家が数軒。

宿選び。カルルスはどの宿でも日帰りを歓迎してくれてるとは思うが、日帰り「大歓迎」の看板に誘われオロフレ荘に決定。人生、歓迎されることはあっても、大歓迎されるのはそうそうない。財布を拾って、心の中で葛藤しながらも、御丁寧に交番に届け、持ち主が見つかり、持ち主から感謝の一報が入る。そして謝礼をもらう。それ位の確率だ。

…。

フロントのおばちゃん AT HOME! 拙者、堅苦しい接客は苦手なので好感度高し。日帰り500円。無料休憩所あり。早速大浴場へGO! タイル張りで見た目銭湯みたいな感じだが、清潔感があってきれいだ。お湯は無色透明、無味、無臭。それが余計銭湯っぽく感じさせる。入る前に、ここは温泉です、と言われなければ温泉だとわかんないかもしれない。入る前に温泉だとわかって入るので、

『あ゛~、気持ちいい~。やっぱ温泉だよなぁ~』

と、なるわけである。800円と10万円のワインを用意してK島なお美に飲ませる。

XX:『まずは800円のワインをどうぞ。』
K島:『ちょっと酸味が強いのかな。でもおいしいわ。』
XX:『では10万円のワインをどうぞ。』
K島:『わぁ。全然違うわ。とってもまろやかだわ。』

実はK島に内緒で、800円と10万円をすり違えていた。あらかじめ800円と言われれば、800円の味がする。10万円と言われれば、10万円の味がする。それと一緒だ。

お湯の話に戻る。よく旅行雑誌とかにラジウムを豊富に含んでるとか書いてるけど、実際は入ってないそうだ。でも偉大な地主さんと宿のスタッフの愛情はたっぷり入ってる。いいこと言うねぇ、拙者。

………。

湯船は4つ、それぞれ温度が違う。湧水を加水することによって調整してるそうだ。湧水なら許される。それと寝湯。寝てみる。適温だ。拙者は長風呂なので4時間くらい寝れそうな雰囲気だった。そして露天風呂。あまり広いとは言えない。内湯の湯船1つ分のスペースを露天にまわせば良かったのかな。周りは塀で囲まれていて、小さなガラスから家屋と高い木が見えるくらい。でも気持ち良かったので ALL OK! いい湯であった。

結局カルルス滞在は2時間程だったので、拙者にとってはまだまだ未知の世界。湯治客に愛されてる理由はお湯だけではなく、独特の気候風土の作用もあるようだ。詳しくは登別カルルス温泉旅館組合でどうぞ。また来るよ、カルルス。SEE YOU!

~備考~
単純温泉
源泉掛け流し(高温時のみ湧水を加水)
登別市カルルス町7

白老牛を食べに白老に行きました。が、某高校野球部の打ち上げで貸切? 貸し切れば飲酒してもチクられることもない…。仕方なくつぼ八白老店へ。無難な食事をする。

店を出る。寒い。ってことで帰りにあったここの温泉に入ることにしました。日帰り入浴初体験です。外観はかなり古い感じがする。利用者は温泉マニア、ライダー、ご近所さんが中心だろうか。

入浴料500円、家族風呂は1200円。この日は家族風呂に。古くさいドアに郵便受けをちょっと大きくしたようなものがあって、向こうからは簡単に覗ける。それは着ていたジャンバーでうまくカバーした。カギもしょぼい。脱衣場は3.5~4畳程度、風呂場も同じくらいだろうか。湯はコーヒー色で割りと熱めの適温。浴槽の角にある岩下からは数分おきにボコボコと湯が出てる。長風呂好きで52℃まで対応可能なzettoだが、あまり長くは入ってられなかった。換気のせいかと思い浴室、脱衣場の窓を開けたが違うようだ。湯の効能だろうか。次来た時は大浴場や露天に入ってじっくり確かめたい。怪しいと思ってたけど以外に名湯かもしれない。

~備考~
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
源泉掛け流し
北海道白老郡白老町日の出町1-3-15

渚亭に連泊してきました。今回はJR(Japan Railwayの略)の旅です。札幌駅から函館駅までは4時間程度。指定席にしたけど隣席はないと言われ、通路を挟んでのB席とC席に。結局函館までA席は誰も来なかった。座れば良かったと後悔…。ちなみにzettoの隣のD席は太ったサラリーマンおじさん。終始圧迫感を感じた…。平日の函館行きにこんなに人が乗ってるとは思ってなかった。サラリーマン多し。やはり切符は前もって購入しよう!

苫小牧駅で駅弁を購入。ホッキが有名ですが、購入したのは「いくら丼」と「カニ飯」。zettoはサラリーマンおじさんがいて食べづらく夜食べました…。

もり駅は止まらず通過。いかめしで有名です。zettoは幼少時に食べたことがあり、とてもおいしかったという記憶があります。肉好きで、魚介類の味がまだわからなかった時期の記憶だから味は間違いないでしょう。ちなみにいかめし販売量の90%以上はデパ地下などの物産展らしいです。さよなら「いかめし」。

夕方函館駅に到着し渚亭へ。チェックイン時に最近はやりのWelcome Drink Serviceがある。Self Serviceと同じくらいマイナスなServiceである。良かれと思ってやっていても、余計なお世話だと思う客が多々いるのも事実。もちろん喜ぶ客もいるけどね。同系列のひらふ亭では客室案内すらない。zettoはひらふ派な男だ。さっさと部屋に行きたいのである。

今晩は市街地側の露天風呂付き客室。2名1室1人あたり11,800円。夜入るならこっちがお奨め。若干の夜景と、車が行き交うので動きがある。その反面、民家があったり、通行量もそれなりにあるので身を乗り出して景色を見るのはやめましょう。特に朝とかはモロ見え。そのためか窓は開閉式でした。

客室露天があると大浴場に入るのがおっくうになる。ひらふ亭に行ったときには結局入らなかった…。それをふまえて、最初に入ることにしました。内湯、サウナとこれといって印象はないが、露天風呂は良かったです。目の前は砂浜と津軽海峡。遠くにマグロで有名な青森県の大間がうっすらと見えました。神秘的です。犬を散歩しているおばちゃんを除けば。

夕食はビュッフェ。カニを食べる。カニはズワイです。でもこの日はあまりなかった。明日リベンジすることを心に誓い、牛ステーキと赤ワインで腹と心の隙間を埋めたのでした。

夕食後はビール片手に客室露天三昧です。熱くなればテレビの前へ、冷めてくれば客室露天へ。贅沢ですね~。2月でまだ気温も低いのでかなり良かったです。寝る前には食べてなかったカニ飯もちゃんといただきました。

朝6時、温泉に入らなければ!という夢で起きる。客室露天で過ごす朝は格別である。結局2時間も入ってしまった。朝食はビュッフェ。思ったより人がいる。夕食は部屋食組が多かったのか。席が窓側だったので津軽海峡を一望できた。風呂にいた時はずっと曇ってたので、あまりの快晴ぶりにちょっと驚く。いい旅夢気分ふうに表現すると『青い海と青い空のコントラクションが素敵な1日の始まりを予感させます。かもめ達もそれを祝福してるようです。さぁ、あのかもめ達のように今日はおもいっきり羽を伸ばして、函館ライフを満喫しましょう。』といった感じ。zettoは得意のご飯、納豆、味噌汁をベースに他のおかずをちょこちょこつまみました。

お出かけ。まず赤レンガ倉庫群に行きました。ブラブラしながら函館地ビール、イカの燻製、イカでできているコップを購入。コップは2,3度日本酒を入れて飲んだあと、ふやけてきたら食べるという逸品です。次に日本三大夜景の1つで北海道一の夜景を誇る函館山へ。歩いていたらたまたまロープウェー乗り場があったので行ったんですけどね…。昼でも景色はさすがです。ここで昼食。展望レストランで函館塩ラーメンといか飯をいただきましたが、いか飯はイマイチ。「もり」のいか飯とは全然違いました。従業員もあまりやる気なかったです。

次は五稜郭。まだ雪があって歩く場所は限られてて大変でした。桜の時期か夏に来るべきでしょう。タワーは結構人がいました。函館山に登ったばかりなので感動は薄かったけど、なかなかの景色でした。

ビールを買ってホテルへ。今晩は海側の露天付き客室で、市街地側に比べると3,000円アップになります。暗くなるとほとんど景色は見えないので、明るいうちにたくさん入りましょう。こちらは窓がありませんでした。

夕食ビュッフェ。昨日と違って今日はカニがたくさんあります。身の細いズワイですが関係ありません。dushして奪取。終始カニを食べリベンジ達成です。満腹感というより満足感を味わいました。

夕食後はビール片手にひたすら風呂です。イカのコップも使いました。耐久性はかなりありました。1日結構歩いたのでフットマッサージも受けました。気持ち良かったですが、言葉巧みに延長させられるので注意しましょう。zettoも横の客も『だいぶ凝ってる』と言われ延長しちゃいました。

最終日、また早起きです。日の出を見ながら露天三昧。また2時間は入ったでしょうか…。悔いのないくらい入り、定番のご飯、納豆、味噌汁を食べ、ダメ押しにもう1回入りチェックアウト。朝一でタラバを格安で3杯購入し函館をあとにしました。ちなみにもり駅のいかめしは食べれませんでした…。停車時間短いよ…。イカり心頭。

~備考~
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
源泉を館内で回して放流。加水・加温なし。
北海道函館市湯川町1-2-25

先月、定山渓に泊まったくせに温泉に入らなかったという最悪な事態を踏まえて、客室に露天風呂を備えるひらふ亭に1泊しました。入らなかった最大の理由は、疲れていて風呂場に行くのが面倒くさい。これに尽きます。でもここなら絶対入るでしょ?

ニセコに着いたのは夕方。ひらふ亭はすぐそこだが、それから道を間違えニセコを1周してしまう。でも秘湯っぽいのがたくさんあって感動した。きつねもいた。きつね目なきつねではなく、とても温厚そうな顔をしてた。

4,50分のドライブ後ホテルに到着。本日は1泊2食1名あたり12,285円のプランで、最上階の和洋室をわざわざ指名した。チェックインすると、客室案内などはしない代わりに価格を低く設定してると言われた。いい心掛けだ。なかなかやるじゃん。元々zettoは客室案内は嫌いなので
a stone two birds、すなわち一石二鳥だ。

※一石二鳥
意味:一つのことをして二つのこと(利益)を手に入れること。効果をあげること。
同意語:一挙両得
正しい英語:kill two birds with one stone.

部屋に着いてさっそく露天風呂をチェックする。けして広くはないが、人生初の客室露天風呂に感動する。窓は固定式で上の部分だけガラスが無く、正面には羊蹄山が見える。明るい時に入るのがBestだろう。夜は暗くて特に何も見えない。結局zettoはこの1泊でトータル10時間近くこの露天で過ごした。よい子はマネしないように。ゆでダコになっちゃうぞ。

夕食はビュッフェ。宿泊プランの特典でハーフワインをいただく。天ぷら屋台、寿司屋台、カニなどは季節によってある時と無い時があるそうで、この時はカニ、天ぷら屋台は無かった。寿司は函館直送とか書いてあったが、ネタも少なく味もイマイチ。ビュッフェメニューは50種類くらいあるそうだが、ステーキがおいしかったということ以外あまり印象がない。ひらふ亭のクチコミをいろいろ調べてみても同じような人がたくさんいた。

朝食もビュッフェ。特筆事項なし。別にまずいわけではない。ごく一般的だということだ。夕食にしろ朝食にしろ何か足りない。個性が欲しい。O田裕二やS村太蔵を見習って頑張ってもらいたい。

~備考~
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
源泉を館内で回して放流。加水・加温なし。
北海道虻田郡倶知安町字山田204

ペットを連れて3泊4日の旅行に行きました。ペット同伴、直前予約、世間も3連休ということで空いてる宿もほとんどなく、1泊目と3泊目はここに、2泊目はニセコの温泉のない宿に泊まりました。

6時頃チェックイン。夕食はビュッフェなのでdogに夕食を与え会場へ。カニ発見。定番のズワイガニです。ここのは身がきれいに取れとても食べやすい。But,塩気がやたら濃いのがno good。でもzettoにはno problem! Beerで中和すればいいんです。それでいいんです。客が多い中、一番食べたのは間違いないでしょう。安い冷凍ガニだったとしても末端価格に直せば宿泊費以上は食べたはずです。だって好きなものを好きなだけ選べるバイキングスタイルって書いてるんだもん。好きなカニを好きなだけ食べるzettoスタイルは正解です。間違いないのない食事法です。模範解答です。world standardです。

妙に身がきれいに取れたので、ここでズワイガニについてstudyしてみました。新鮮なものは殻に身がしっかり付いててきれいに取れないそうです(カニ専門店談)。するとここのカニ達は新鮮でない?!………。日本で流通しているのはズワイガニ、オオズワイガニ、ベニズワイガニの3種類。高価で一番おいしいのがズワイガニで本ズワイとも呼ばれ、一般的にオスのことを指し、メスはセイコガニと呼ばれるらしい。また、成長過程によっても違う呼び名があるそうです。一方、安価で出回ってるのがベニズワイやオオズワイで、我々が口にしてるのはこれがほとんどだそうです。まぁ、いいや。自分が満足すればいいんです。それでいいんです。エバラ浅漬けの素、それもいいんです。

食後はdogと軽く散歩です。安い発泡酒を買うためにコンビニに行くついでですが…。ペット同伴で外に出る場合は裏口から出ることになってます。何か特別な感じがします。散歩をしてるとおじさん3人組に声をかけられる。

おじさんA:『この辺にラーメン屋さんある?』
おじさんB:『なんか有名なとことかさぁ。』
zetto:『いやぁ、僕も来たばっかりなんでわかんないです。』
おじさんA:『なんだ、地元の人かと思ったぁ。』

犬を散歩してると地元人に見えるってのはよくわかる。こっちだって温泉街に住みたいよ。ちなみに定山渓には3万円台のアパートがいくつかあった。当たり前だが温泉はついてない。足湯と日帰り入浴だけでも十分贅沢ってもんだ。リッチな人には温泉付きマンションもある。最近はボーリング技術の発達により都市圏にも数多く見られるけど、万が一温泉資源が枯れた場合不動産価値は急激に下がるんだろうね。地盤沈下も心配だ。今のところzettoには無関係な話ではあるが…。

ホテル帰って風呂に入る。風呂は1Fと2Fにあり、午後10時前後で男女入れ替えになる。zettoが入った時は2Fで露天風呂が広いほうでした。他の客によると1F露天の4倍くらい広いそうです。その客が上がると貸切状態になったので泳いでみる。泳ぎの苦手なzettoは端から端まで泳げなかった。海で溺れた者が何とか岸に辿り着くかのように端に漂着する。寝湯がある。露天に寝湯は贅沢である。疲れて寝湯に浸かる。星空がきれいだと思った瞬間

神:『Welcome to the spa paradise!』
z:『はっ…』
神:『略してスパラ。』

湯の神は、そう言い残し北斗七星の中の一番ケツの星へ姿を消した。湯の神は溺れてるzettoを心配して地球上の日本国北海道札幌市定山渓まで駆けつけてくれたのだ。ただ来るのが8秒くらい遅く、すでにzettoが平然としていたため、照れ隠しのような感じでそう言ったのだろう。湯の神はいつでもzettoを見守っててくれてるんだと安心し風呂場を出ました。

結局風呂に浸かったのはこの1回だけ。3泊目に来た時なんて部屋のシャワーで済ませ、温泉には1回も入ってないという信じられない記録も残ってます。温泉宿に宿泊して温泉に入らないなんて有り得ないですよね。まぁその分カニで取り戻したので良しとしましょう。今後このような事がないよう湯の神に誓い、定山渓をあとにしました。

~備考~
ナトリウム-塩化物泉
加水・加温・循環
北海道札幌市南区定山渓温泉東4-328

ペット同伴で宿泊しました。旧館の部屋で、料金は2名1室で1人あたり10、550円。いろいろあって宿に到着したのは8時半近く。その間、宿から2度ほど電話を頂きました。申し訳ないです。

時間が時間だけに、着いたら早速夕食です。案内されたのは、お食事処「仙食庵」。お洒落な居酒屋風の雰囲気でとても落ち着けます。zettoはお子様なので、好きなものを好きなだけ食べられるビュッフェスタイルが好きですが、やっぱり全然違いますね。Delicious! 一品一品運ばれてくるのもso goodです。

食事の直前直後は入浴を避けましょう。ってことで、一休みして風呂場へ。風呂で酒を飲む人間が言う言葉ではないですが…。

風呂場は8Fにあり、2004年にリニューアルしたということできれいです。泉温がかなり高いために加水はしてますが、循環なしの掛け流しです。この時の入浴者はライダー2人組だけ(会話から推測)。露天で何故かフォークソングを唄ってました。彼らが出たら露天に入ろうと思い、内湯でまったりすることに。内湯は適温とかなり熱めの2つあります。適温に5分浸かったあと熱めに50分。汗ダラダラです。その浴槽だけ泉質が変わりそうな勢い。でもナトリウム-塩化物泉ならそんなに成分は変わらないでしょう。しかも掛け流しですから。

ちょうど1時間、彼らが出てきた。というかそのまま風呂場を出てった。風呂場に1人。とりあえず泳ぐ。平泳ぎで2往復。それから露天へ。

ここだけ古い。古いというか意図的な演出か。モダンな内湯とは一味違う。湯もぬるい。加水し過ぎか、熱い湯に慣れたzettoが麻痺してるのか。眺望はホテルみたいな建物と森。夜は眺望より湯の質を楽しめということだ。その後20分湯の質を楽しみ、内湯を泳ぎ風呂場を出た。

朝wake upしたのが9時。朝飯に間に合わず。普段朝飯を食わないくせに、妙にがっかりする。きっと朝飯もうまいんだろう…。そう思いつつ、犬だけが飯を食ってチェックアウトしたのでした。

~備考~
ナトリウム-塩化物泉
加水して掛け流し
北海道札幌市南区定山渓温泉西4-353

ワンちゃんと一緒プランでここに連泊しました。1室2名で1人あたり9,600円。大人になってプライベートで温泉旅行をしたのは実はこれが初めて。何故かというと、家に風呂があるのに、わざわざ出掛けて知らない人と風呂に入るメリットがよくわからなかったからです。

昼頃出発。途中、大滝村(2006/03伊達市に編入合併)の三階滝公園でトイレタイム。ここで家に財布を忘れてきたことに気付く。return to my home。財布は玄関に転がってた。忘れ物のないように、かばんと財布を玄関に置いといたのだが、かばんだけ持って安心して出てきたのだ。意味がない。

再び洞爺湖を目指す。ホテルに着いたのは午後4時頃。犬好きな副社長が歓迎してくれた。建物は古いがアットホームな感じが良い。部屋からは洞爺湖を一望できる。素晴らしい眺めだ。思わず息を呑む。そしてビールも飲む。

夕食は部屋食。犬連れにはいいことだ。ただ、羨ましそうに見つめる犬の視線には困るが。確かカニ君とマグロ君が犬の胃袋に吸い込まれていったと記憶している。でも料理はそれなりにおいしかった。何だか小学生の時の修学旅行を思い出す。振り返ればあれも洞爺湖温泉だった。ホテルの廊下のトイレで100円の缶ビールを飲んだ記憶がある。中学の時は親友のM君とケンカをしていて、たまたま同じ班になり、青森で和解の祝杯を挙げた記憶がある。高校の時は夜中に厨房から瓶ビールを盗んできて宴会をした記憶がある。大学の時は、宴会後、誰かが払うと思い居酒屋を出ると誰も払ってなかったという記憶(記録?)がある。それもこれもいい思い出だ。要は「酒は飲んでも飲まれるな」ということだ。??

風呂場は1Fにある。浴室に入るとまず岩風呂があり、さらに横の階段を上がるとガラス張りで湖が見える浴槽がある。以前は入浴しながらでも湖が見えたそうだが、現在は下半分がくもりガラスになっているので立ち上がらないと湖が見えない。残念だ。まぁ遊歩道から丸見えなので仕方のないことですが。

つまらないので露天風呂へ。うっ、狭い。狭すぎる。というかめちゃくちゃ圧迫感がある。元々ここは混浴だったそうだ。しかもそんなに古い話ではない。それを半分に仕切ったらしい。でも逆に仕切ってあって良かった。唯一の露天がこんなに狭くて混浴だとかなり入りづらい。そう考えるとこれも仕方ない。もちろん立ち上がらないと湖は見えない。

眺望は期待できないので、純粋に湯を楽しむ。洞爺湖温泉は洞爺湖温泉利用協同組合というところで一括管理されていて、10本以上の源泉をブレンドして各施設に分配しているそうだ。この宿ではそれを掛け流しして使ってる。なんか贅沢な湯だ。

20:45になると名物のflower fire、そう!花火です。さすがにここの風呂場から見るには厳しいので、ベランダでビールを飲みながら見ました。犬はビビッてるようでしたが…。

※花火の正しい英語:fireworks

そんなワンちゃんには玄関横の犬専用足湯に入れてあげましょう。道内初だそうです。とてもリラックスしていました。こんな表情を見るのは初めてです。…。うそです。水嫌いなんで…。そのうち温泉の良さをunderstandしてくれると思うんですが。

朝食も部屋食です。健康的で一般的な日本の朝食だ。朝の味噌汁は体に染み渡ります。

2泊目もこんな感じです。食事メニューは違いますが。

最後に、ワンコと訪れた場所と感想を。

噴火湾展望公園
豊浦町にある。高さ20mの展望台からは太平洋(噴火湾)が一望でき感動したが客は皆無。当然エレベータガールもいないし、ペット禁止とも書いてないので一緒にエレベータに乗り、景色を見て静かな時間を過ごした。人がいない町。とにかく静かな町だ。

道の駅「そうべつサムズ」
横にある焼肉屋で昼食を食べようと思ったが、my dogは車で留守番させると吠えるクセがあるので断念。結局1時間近く駐車場で過ごした。旅を重ねるごとにmy dogも慣れるだろう。

昭和新山
食堂やお土産屋が並んでた。ここで適当に昼食を済ます。噴火さえしなければ犬の散歩にはうってつけな場所。ロープウェーには乗れなかったので、ペット可の熊牧場を見学。観光客多し。

サイロ展望台
湖畔を回っていたら偶然見つけたドライブイン。景色も素晴らしく、洞爺湖を見下ろせる。ヘリコプターでのスカイクルージングも可能。

有珠海水浴場
伊達市のホームページの写真を見ると大混雑。でもこの時の客は3組ほど。快晴の7月末なのにガラガラ。夏休み中の子供達が遊んでても不思議ないのだが…。海の家は2店舗だけ開いていて、焼きイカなどを食す。4時過ぎには誰もいなくなった。お日様はまだ高い。ここはホントに北の湘南なんだろうか?

初めての温泉旅行andペット旅行。あっと言う間に終わった。温泉、洞爺湖、太平洋、そして北の湘南。どれも忘れることはないだろう。次はあなたの街に出没するかも。

~備考~
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉
掛け流し
組合の貯湯槽の衛生管理のため、保健所の指導の下、一度熱処理(加温)。
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉6

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